永春会スタッフブログ

秋桜にかかわるすべての人に笑顔を...

勉強会にて

昨夜、地域の専門職が集まる会合へ参加。
そこで、『介護職員による痰の吸引や胃ろうの実施』についての話しになりました。
現在のところ、介護保険施設等においては介護職員によるたんの吸引や胃ろう(経管栄養)の実施はしてはいけない状況です。それらは医療行為となり、主に施設内では看護職員が実施する行為となっています。当ホームでも看護職員の業務として実施していますが、実際のところ、看護職員が夜間不在の状況ですので、不在時には、例え、痰が絡んでいて苦しそうでも介護職員は痰を吸引することができないんです。

以前からこの問題は上がっています。しかし、なかなか前に進まず。でも緩和策の一歩として、介護職員によるたんの吸引等を行うためのモデル事業が始まってはいます。良い結果がでるのを期待しているところです。

9/6に、長妻昭厚生労働相が、埼玉県のグループホームへ視察にいき、たんの吸引などについて介護職員が実施できる法案を来年の国会に提出することも視野に検討しているということです。
また、法律策定の必要があるかないかも含めて遅くとも年内に結論を出て、必要であれば来年の法律の提出も考えていくとも述べています。

もし、大きな変革があれば、介護から障害まで、すべての援助を必要とする方や援助者にとってはありがたいことです。少しでも緩和されるよう期待しています。